2014年10月17日、中国と北朝鮮は今月16日、中国から北朝鮮の新義州（シニジュ）市東林（トンリム）群にある観光地に向かう観光プロジェクトが正式に始まったことを発表。中国人観光客は「国境通行証」があれば、パスポート無しで同地を2日間訪問できる。中国新聞社が報じた。

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丹東中国国際旅行社は2013年、北朝鮮の平安北道観光局と、同プロジェクトを共同で進めることで合意。3000万元（約5億2000万円）が投じられ、敷地面積約2万平方メートルの4つ星ホテルも建設された。客室計65部屋の同ホテルには、プールやスポーツジム、北朝鮮料理を楽しめるレストラン、演芸広場などが設置されている。

新義市から40kmの位置にある同観光地の営業が始まったのは今年10月13日。山や滝などがある美しい大自然に囲まれ、新鮮な空気で体を癒すことができる。

同プロジェクト実施後、中国からの観光客は、日中は山登り、夜は北朝鮮料理や北朝鮮の文芸公演などを楽しむことができる。

今年7月、北朝鮮は、平安北道（ピョンアンプクト）に観光開発区を設立。外国からの観光客を受け入れる姿勢を示していた。中国と北朝鮮は現在、中国から自家用車で北朝鮮に旅行に行けるプロジェクト実施を目指している。（提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤）