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浙江省杭州市で女性が誤ってフッ化水素酸に触れ、死亡しました。
浙江省杭州市で、女性が外出中に誤って廃棄されたフッ化水素酸を踏んでしまい、両足に化学熱傷(やけど)を負い、歩けなくなってしまう事故が発生しました。搬送先の病院でフッ化水素酸中毒と診断された後、心不全や呼吸停止などの重篤な症状が次々と現われ、最終的には命を落としました。
関係部門の発表によると、事故現場は余杭区にある住宅団地の裏山で、取り壊し後に廃棄された区域です。女性が誤って踏んだフッ化水素酸は白いプラスチックの瓶に入れられていました。現在、治安当局が事故を引き起こしたフッ化水素酸の出所について調べていますが、現時点での見方としては悪意を持って投棄されたものではなく、長期間にわたって放置されていた可能性が高いとみられています。生態環境当局はすでに規定に基づいて、現場の無害化処理を済ませたということです。
サイエンスライターの孫亜飛氏は、フッ化水素酸は弱酸ではあるものの、腐食性と毒性は一般的な強酸をはるかに上回ると指摘しています。孫さんは、「フッ化水素酸はカルシウムと結合してフッ化カルシウムを形成する。フッ化カルシウムは非常に水に溶けにくい物質だが、人体の骨には比較的多くのカルシウムが含まれている。高濃度のフッ化水素酸に直接触れたり、摂取したりした場合、命が助かる可能性はあまり高くない」と分析しました。
湖北省安全生産技術協会の蔡格凡事務局長によりますと、フッ化水素酸に触れた場合の治療が難しいのは、濃度20%未満のフッ化水素酸による熱傷の場合、初めて症状が現れるのが往々にして触れてから数時間から、長ければ24時間後のケースが多いためで、症状としては激しい痛み、水疱、皮膚の黒変や潰瘍を引き起こします。また、50%の中濃度フッ化水素酸による熱傷の場合、痛みが現れるのは1〜8時間遅れるとのことです。(提供/CRI)
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