中国人の1日当たりの平均消費水準、30年で7倍超に

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中国人の1日当たりの平均消費水準は30年で7倍超に増加しました。写真は北京。

世界銀行はこのほど、1990年から2020年までの間に中国の一般市民の1日当たりの平均消費水準が7倍以上に増加したとする報告書を発表しました。これは世界の他の国・地域の平均成長率を大きく上回る数字であり、約10億人の中国人が貧困から脱却する要因となりました。この人口は現在の米国の人口の約3倍に相当し、現代史上で短期間における最大規模の人口の経済的上昇例とされています。

報告書によると、同程度の初期所得から同規模の成長を達成するには、米国、フランス、ドイツで約100年、英国では170年かかったのに対し、中国はわずか30年で達成しました。この対比は、中国経済の急速な発展を際立たせています。

研究は世界銀行の貧困・不平等プラットフォーム(PIP)の家庭調査データを用い、172カ国・地域、世界人口の約98%を対象としています。中国は人口大国として経済的地位の向上が顕著で、世界における中国の人口比率は1990年の21%から2020年には18%にやや減少したものの、中国の1人当たりの平均所得は世界平均の17%から77%に上昇し、4.5倍以上の増加を示しました。

人口規模が近い地域と比較しても、中国の成長は際立っています。2020年時点で、インドやアフリカ大陸の世界における人口比率は18%と中国に近く、1990年には両地域の1人当たりの平均所得は中国を上回っていました。しかし30年で、アフリカは1人当たりの平均所得の世界平均に対する比率が低下し、インドは緩やかな増加にとどまったのに対し、中国は飛躍的な成長を遂げました。

また、中国のすべての所得層で消費水準が大きく向上しました。最も高所得の上位20%は消費が約8倍に増加し、最も低所得の下位20%も6倍以上に増えています。

世代間で見ても変化は顕著です。2020年には中国の人口の90%が1990年の最高所得10%層を上回る所得水準を実現しています。(提供/CRI

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