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9日、台湾メディア・中時新聞網は、今や日本や韓国、タイをもしのぐアジアの人気観光大国になりつつある国を紹介した。
2025年9月9日、台湾メディア・中時新聞網は、今や日本や韓国、タイをもしのぐアジアの人気観光大国になりつつある国を紹介した。
記事によるとそれはマレーシアで、同国を訪れる外国人観光客数が昨年、前年同期比31.1%増の3800万人を記録し、今年はさらに13%増となる4300万人以上、来年には4700万人を見込んでいる。実績では1〜6月に2100万人を記録し、東南アジア地域ではタイを抜いて最多となった。今年の観光収入は2700億リンギット(約9兆5000億円)に上る見込みだという。
主な観光客はシンガポールやインドネシア、中国からやって来ており、特に中国からの観光客の伸び率が著しく、全体の成長を後押ししているとのこと。マレーシア政府は先ごろ、中国からのノービザ政策期間を5年間延長して36年まで有効とする決定を行った。
記事は、マレーシアのインバウンド観光が急成長した主な要因について、ノービザ政策やインフラの改善に加え、的を絞ったマーケティング活動にあると指摘。ターゲット層に合わせたエコツアーやショッピング、体験型観光といった特別な旅行プランを打ち出しており、昨年には米国の金融情報サイト「Insider Monkey」によって、美しいビーチ、多様な文化、質の高い都市生活、国民のホスピタリティが評価され、アジアで最も人気のある旅行先に選出されたことを紹介している。
また、台湾の昨年のインバウンド客が785万7000人だったのに対し、アウトバウンド(台湾からの海外旅行客)は1684万9000人に上り、その差が約900万人にまで開いたと紹介。マレーシアの好調ぶりとは対照的に、台湾の観光産業は大幅なインバウンド赤字を抱えていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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