Record China 2014年10月20日(月) 12時12分
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17日、新華社(電子版)は、日本人がなぜ中国と中国人に対して嫌悪感を持つのかについて分析した記事を掲載した。写真は反中デモ。
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2014年10月17日、新華社(電子版)は、日本人がなぜ中国と中国人に対して嫌悪感を持つのかについて分析した記事を掲載した。
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「日本人はなぜ中国と中国人に対して嫌悪感を持つのか」。このテーマを見て、多くの中国人はきっと「日本人にそんな資格があるのか?」と怒りを覚えたに違いない。大部分の中国人から見れば、侵略の歴史を持つ日本を中国人が恨むことは当然であるが、日本人が中国を嫌うどんな理由があるのか、納得がいかないだろう。
ただし、日中関係に関するアンケート調査によると、日本人の中国に対する「好感を持てない」との回答は93%にも達しており、過去10年間で最高を記録した。一方、中国人の日本に対する「好感を持てない」割合は6ポイント減少し86.8%だった。
日本人はなぜ中国に嫌悪感を持つのだろうか?多くの中国人は、尖閣諸島(中国名:釣魚島)や首相の靖国参拝、歴史問題に対する発言などの外交問題が、大衆の感情に悪影響を及ぼしたと思っている。しかし、一般の日本人との交流の中で理解できるのは、日本人は国の外交上の問題に対してほとんど無関心だという事実である。
領土問題などに関して政府と同じ立場を維持する以外、多くの日本人は政府と意見が一致することは多くない。例えば、日本では、政府に批判的な立場のメディアだけでなく、政府寄りの論調のメディアまで、安倍首相の靖国参拝に対して明確に反対の態度を表明している。また、日本の著名な学者が中国で講演を行った際には、「日本の大衆は安倍首相の右傾化を支持しているのではなく、アベノミクスによる経済復興を支持しているのだ」と説明した。
日本人の“嫌中”は、中国の過激な民族主義と暴力に対する反感に由来している。ある調査によると、日本人の中国に対する態度の起伏は、中国で発生した対日暴力事件と密接に関係していることが明らかになっている。日本人や日本企業、日本車に対する襲撃事件や暴力事件が報道されるたびに、日本人の中国に対する嫌悪感が上昇し続けているという。
また、中国の社会問題、例えば食品問題や環境問題なども日本人が中国を好きになれない一因となっている。日本の友人によると、昔は北京に転勤が決まった同僚に対して、中国は今後急速に発展する可能性があるし、福利面でも恵まれるなど、祝福すると同時に羨望の気持ちがあった。しかし、現在は、北京の大気汚染は深刻で、さらに環境問題や食品問題などもあり、運が悪かったと同情するのが一般的だという。
日本人の中国に対するこうした見方について、我々はあまり気にする必要がないのかもしれない。ただし、こうした態度が我々のさまざまな社会問題と密接に関係していることだけは、紛れもない事実である。(翻訳・編集/HA)
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