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18日、大風新聞は、山西省にある博物館の展示ケースにスマートフォンが「展示」されていることがネット上で物議を醸したことを報じた。
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2025年8月18日、大風新聞は、山西省にある博物館の展示ケースにスマートフォンが「展示」されていることがネット上で物議を醸したことを報じた。
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記事は、あるネットユーザーが17日夜、山西博物院の展示ケース内にスマートフォンが落ちている様子を撮影した動画をSNSに投稿し、「これは一体何というヘマなのだ」と評したことを紹介。問題の展示品は春秋時代の青銅器「附耳蹄足鼎」で、高さ約2メートル以上あるガラスケースは上ぶたがない構造だったと伝えた。
そして、書き込みを見た別のネットユーザーからは「青銅器の内部にある銘文を撮影するためにスマホを高く掲げた際に誤って落としてしまったのではないか」との推測コメントが寄せられたとした。
記事によると、山西博物院の職員は18日に取材に応じ「上部に報告済みで現在調査中」とした上で、スマホが落下した原因や、文化財が損傷したかなど詳しいことは「現時点で不明」と回答している。
このニュースに対して、中国のネットユーザーは様々な角度から感想を書き込んでいる。まず「もしかして数百年経ったら、このスマホも文化財になったりして」「秦の始皇帝は当時このスマホで地図を見て、ナビを使い、天下を統一したのだ」といったタイムトラベル的なユーモア混じりのコメントや、「気づかれずに物を入れられるなら、気づかれずに中の物を取り出すこともできる」「もしかしたらもう偽物にすり替えられているかも」など、スマホの存在に注目させて発見を遅らせる窃盗の手口ではという推測が見られた。
また、「上ぶたがないのなら、博物館の責任が大きいと思う。ネットを一枚追加するのに一体いくらかかるというんだ」など、博物館の管理体制に対する懐疑的な声も。一方で、スマホの持ち主については「ヘマをしたと分かっていて名乗り出られないんだ」「性格の悪いやつなら、とっくに博物館の管理が悪いせいだと食って掛かってる」といった同情や擁護のコメントと同時に、「誰のスマホかなんて中を見ればすぐに分かるだろうに」「落ちたその時、なぜ係員を探して取ってもらわなかったんだ」など、落とした時点ですぐに名乗り出るべきだったと指摘するユーザーもいた。(編集・翻訳/川尻)
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