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配信中の中国ドラマ「錦月如歌」では、AIによって差し替えられた出演者の顔面について、技術面の飛躍的な進歩が注目されている。
配信中の中国ドラマ「錦月如歌」では、人工知能(AI)によって差し替えられた出演者の顔面について、技術面の飛躍的な進歩が注目されている。
ジョウ・イエ(周也)とチョン・レイ(丞磊)が主演の時代劇ドラマ「錦月如歌」は6日、湖南衛星テレビ、騰訊視頻(テンセントビデオ)、芒果TV(マンゴーTV)で放送・配信をスタートした。
昨年春にクランクアップしたが、出演者のリー・ミンドー(李明徳)が飲酒後の器物損壊によって拘留されたことも影響し、配信が遅れていた。その後、今夏の人気時代劇ドラマ「書巻一夢」にも出演するリー・チン(李卿)を起用し、AIによって顔面の差し替えが行われ、大幅に修正して配信へとこぎ着けた。
この差し替えには約600万元(約1億2000万円)が投じられ、モーションキャプチャの技術を駆使して細部までの修正が行われた。もともとリー・チンがリー・ミンドーと似たタイプの顔ということもあり、視聴者からは「違和感がほとんどない」「言われなければ分からないレベル」と仕上がりの良さを指摘する声が上がっている。
リー・ミンドーが演じた「程鯉素」は男性キャラで3番手の役どころだが、出演シーンは多めで約190分に上る。視聴者からは音声と口の動きが合わない場面や、身長183センチのリー・ミンドーに、それより低いリー・ミンドーの顔を合わせた時のバランスの悪さを指摘する意見も見られるが、過去に顔面差し替えが行われた作品と比べ、技術が大きく進歩しているのが分かる。
「錦月如歌」の成功によって、同様に顔面差し替えを要する最新作への期待も高まっている。チョン・イー(成毅)主演の「赴山海」は共演女優の不適切発言が問題視されたことで、顔面差し替えが報じられた。また、20年にクランクアップしたヤン・ズー(楊紫)とクリス・ウー(呉亦凡)主演の「簪中錄」(青簪行)も、クリス・ウーの逮捕によって新たにポン・グアンイン(彭冠英)の起用が明らかになり、こちらも完成度に関心が集まっている。(Mathilda)
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