拡大
中国のSNS・小紅書(RED)に4日、「日本に本当に爆泣きさせられた」との投稿があり、反響を呼んでいる。
中国のSNS・小紅書(RED)に4日、「日本に本当に爆泣きさせられた」との投稿があり、反響を呼んでいる。
投稿者の男性は「正直に言って、日本にある風景は中国にもある。日本にない風景も中国にはある。ではなぜそれでも日本に旅行に行くのか。私は、日本人の態度や性格こそが、最高の宣伝になっていると思う」とつづった。
そして、姫路駅で待ち合わせた友人がまだ来ていなかったため、駅の中にある飲食店を利用した時のことを振り返った。男性が店に入ると、1人の日本人の中年女性が食事をしていた。男性が注文しようとしたものの、店員らは忙しそうに作業していて気付かなかった。
すると、食事をしていた女性が男性の方を何度か見て、困っているのを察した。女性は何度か店員に声を掛けようと試みたものの、店員が忙しそうにしていたため遠慮がちだった。それでも、最終的に小さい声で店員に声を掛け、男性はようやく注文を取ってもらえたという。
男性は「実を言うと、私はその女性が店員で、(休憩中に)食事をとっているのかと思っていた(※中国の飲食店ではよく見られる光景)」という。その後、席に着いた男性は女性に「ありがとうございました」とお礼を言った。女性は食事を終え、食器を返却口に戻した後、男性のためにセルフの水を汲んでテーブルに持ってきてくれた。
男性は「推測だけど、彼女は私が初めて日本に来ていて、水のセルフサービスを知らないのではないかと思ったのかもしれない」としつつ、「その時は本当に意外で、そんなことまでしてくれるとはと驚いた」と回想。もう一度お礼を伝えたという。
それから、男性は女性と日本語や英語で少し話をしたといい、最後に女性からジュースをもらった。男性は「彼女のおかげで、その日は一日中ずっと気分が良かった。本当に幸運で、満たされ、うれしいと感じた」とつづり、女性と一緒に撮影した記念写真や付近の写真を投稿した。
男性はさらに、この出来事で「思い出したこと」として、数日前に友人と香川県の栗林公園に行った時のことにも言及。暑い中、駅で電車を待っていると、2人組の高齢男性がたどたどしい英語で話しかけてきた。2人はおしゃべりしている途中に男性らが熱そうにしていることに気付くと、扇子を1本プレゼントしてくれたという。男性は「その時のおじいさんのまなざしは、まるで自分の孫を心配するかのようだった」と振り返った。
そして、「日本には何度も来たことがあるし、私は祖国である中国をとても愛している。祖国の美しい山河など、さまざまな場所を訪れてきた。それでも、日本旅行では毎回、思いもよらないような収穫がある。もしかすると日本人も気付いていないかもしれないけど、彼ら自身が日本旅行の最高の宣伝になっているんだ」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
日本僑報社
2015/4/13
Record China
2025/5/6
Record China
2014/2/12
Record China
2016/9/30
Record China
2016/6/15
Record China
2017/4/5