2025年8月6日、香港メディア・香港01は、米国の複数の上院議員が、中国の大規模言語モデルDeepSeekのセキュリティリスクについて調査を促す書簡を米商務省に送ったと報じた。

記事は、英ロイターの5日付報道として、ジョン・ハステッド氏やテッド・バッド氏、ジョン・コーニン氏ら共和党上院議員7人が商務省に対して書簡を提出したと紹介。書簡ではDeepSeekなどのアプリケーションが収集するデータについて、中国のサーバーにフィードバックされていないか、これらの言語モデルが米国の個人や企業のデータを中国軍または中国軍に関連する企業に提供されていないかを調査の上、詳細に説明するよう求めていると伝えた。

また、調査と評価については商務省傘下の米AI安全性研究所（米国AISI）が業務の一環として実施すべきであり、DeepSeekのオープンソースモデル「R1」などに存在する可能性のあるバックドアや脆弱性の調査結果を議会で報告するよう要求したと紹介している。

記事はさらに、ハワード・ラトニック商務長官も今年1月に、DeepSeekが米国のAI技術を盗用しているとの疑念を示すとともに、規制を課すことを誓っていたとも報じた。（編集・翻訳/川尻）