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11日、中国が20年以上にわたって停止してきた日本産牛肉の輸入が再開される見通しが立った。中国のSNS微博でも多くのアカウントがこの件に触れ、ネットユーザーの間で議論が起きている。
2025年7月11日、中国が20年以上にわたって停止してきた日本産牛肉の輸入が再開される見通しが立った。中国のSNS微博でも多くのアカウントがこの件に触れ、ネットユーザーの間で議論が起きている。
中国は、牛の感染症「BSE」が発生したことを理由に2001年より日本産牛肉の輸入を停止し続けてきた。これまで日本政府は輸入再開に向けて中国側に働きかけを行ってきたものの、日中関係悪化などの政治的な情勢も絡んで20年以上もの間事実上の輸入停止状態は解除されないままだった。
19年には日中両国が輸入再開に向けた協定に署名したものの、中国側が手続きを進めていなかったことで発効しない状態が続いていた。日本政府が今月11日、中国側の手続きが完了したことにより同日に協定が発効し、今後輸入再開実現に向けた具体的な話し合いが進むものと見られる。実際に輸入が再開されたわけではないが、20年以上膠着していたことを考えれば協定の発効は大きな一歩と言える。
この件について、微博のユーザーからはさまざまな意見が出ている。「わあ、01年から輸入されていなかったということは、私が和牛の存在を知って以降は日本産和牛が中国に出回っていなかったってことだよね。それなのに『当店では日本産和牛を使っています』って言い続けていた店って、ある意味すごいな」「これまで食べていた和牛は偽物ってことか」「東南アジアから大量に中継輸入されてるんだよ」「日本のネット上では、日本政府がまた売国条約を結んだのかって騒がれてる」「日本人はもう牛肉が高くて買えないんだな」といったコメントが寄せられた。
また、賛成派からは「いいことだ。日本の牛肉が一番おいしいから」この声が聞かれ、反対派からは「日本びいきは和牛を食ってろ。自分は食べないがな」「放射能汚染の問題はないのか」といった意見が出た。中には「放射線とか鉛中毒とか、真偽なんてものはなくて、それぞれの立場があるってだけなんだよな」「国と国の間には利害関係しかないんだよ」といったように、BSEや放射性物質などを理由とした輸入制限の根底にあるのはあくまで国際政治なのだという冷静な見方をするユーザーもいた。(編集・翻訳/川尻)
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