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2日、「日本で本当に7月5日に大地震が起きるのか」が中国のSNS微博でトレンドワードランキングで1位になるなど、大きな注目を集めた。
2025年7月2日、「日本で本当に7月5日に大地震が起きるのか」が中国のSNS微博でトレンドワードランキングで1位になるなど、大きな注目を集めた。
香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)の微博アカウントは2日、地震が頻発している鹿児島県のトカラ列島で同日未明に最大震度5弱、マグニチュード5.5の大きな地震が発生したことに関連して、近頃ネット上で「日本では7月5日に大地震が発生する」といううわさが拡散していると紹介。「うわさの出どころは、日本の漫画家が作品中で描いた自身の夢なのだが、この予言は現実になるのだろうか」と伝えた。
そして、気象庁の野村長官が鳳凰衛視の取材に対して「7月5日大地震説」は全く根拠のない純然たる風説であり、信じる必要はないとの見解を示すとともに、香港や中国本土の観光客に対して冷静かつ理性的な行動を取るよう呼びかけたとした。また、野村長官が日本は地震多発国であり、いつどこで地震が起きてもおかしくないこと、現在の科学技術レベルでは日時や場所、規模に関する地震の予測は不可能であることを付け加えたと紹介している。
漫画家のたつき諒氏が2021年に発表した作品「私が見た未来完全版」の中でたつき氏自身が見た予知夢として紹介された、非常に大きな津波によって日本の太平洋側の大部分が飲み込まれるといった内容が香港や台湾のネット上で注目され、いつしか「7月5日に日本で大地震が発生する」という情報に化けて拡散している今回の騒動。実際に「その日」が迫っていること、トカラ列島で最大震度5弱の大きな揺れを含む自身が断続的に発生していることなどから、これまで比較的冷静に対処してきた中国本土のネットユーザーもにわかに注目し始めたようだ。
この件について中国のネットユーザーからはさまざまな声が聞かれており、「早く揺れろ」といったような心無い声が多く寄せられた以外に「現在の科学レベルでは地震予知は不可能とのこと。それなら予言をデマだと断定できる根拠は何なのか」「実際にその日が来るまではどんな予言だってできる」「起きろ起きろって喜んでいる人、震源が中国から近いことに気づいていないのかな」といったコメントも寄せられている。
また「最も驚きなのは、このデマが観光業に大きな打撃を与えているのに、それでも日本では拡散者が警察に捕まらないことだ」という興味深い感想も見られた。(編集・翻訳/川尻)
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