2014年10月11日、中国の映画賞「第12回華語電影伝媒大奨」授賞式で、映画「グランド・マスター」のチャン・ツィイー（章子怡）が12個目の最優秀主演女優賞に輝いた。捜狐が伝えた。

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「華語電影伝媒大奨」は、2000年に大手新聞社・南方都市報が創設した映画賞。受賞作品の対象を中国本土だけでなく、香港や台湾でも公開された中国語映画作品と定義しているところが特徴となっている。

今回の最優秀主演女優賞を獲得したのは、ウォン・カーウァイ（王家衛）監督「グランド・マスター」のチャン・ツィイー。同作でチャン・ツィイーが主演女優賞を獲得したのはこれが12個目と、大きな快挙を達成した。なお、これまでに台湾最大の映画祭「第50回金馬奨」、香港のアカデミー賞こと「第33回金像奨」、中国の3大映画賞「第32回百花奨」などで、同賞を獲得している。

12回目の受賞にあたってツィイーは、「12という数字は、1年は12カ月、また12支もあり、一巡して元に戻ったというけじめを感じる。これを新たなスタートとしたい」と、喜びを語っている。

最優秀作品賞には、ジョニー・トー（杜[王其]峰）監督の香港映画「ドラッグ・ウォー 毒戦」が、最優秀主演男優賞にはダンテ・ラム（林超賢）監督の香港映画「激戦」から、ニック・チョン（張家輝）が受賞している。（翻訳・編集/Mathilda）