中国の海事システムにおいて最も規模が大きく、最も先進的な流出油専門の回収船「海巡041」が7月1日、中国北部の河北省で正式に配備されました。これは中国環渤海地域の油流出緊急処置能力が新たな段階に上り、地域の海洋生態環境と海上安全を守るため強力な装備サポートが提供されたことを示しています。

「海巡041」は全長79メートル、航続距離3000カイリで、補給がない状態でも20日間航行でき、複雑な海洋気象下で長時間作業の需要に適応するものです。

「海巡041」は先進的な流出油回収一体化設備を装備し、2台の埋め込み式油回収機を配備しています。油回収能力は毎時200立方メートル、油回収タンクの容量は1100立方メートル、船舶からの流出油を迅速に囲い込み、制御して強力な回収を実現できます。また独自の総合指揮プラットフォーム、油流出緊急処置プラットフォーム、緊急モニタリングプラットフォーム、情報データ処理センターを備えているため、流出油回収、緊急当直監視、総合指揮機能を一体化した「海上移動指揮センター」とみられています。（提供/CRI）