中国鉄建（CRCC）が建設を担当した広東省広州市初のGoA4レベル（最高レベルの完全自動運転）での運転を実現した地下鉄路線、広州地下鉄10号線（西塱～楊箕東）が6月29日に開通した。その完全自動運転機能は自動と手動による休眠状態からの起動というデュアルモードをサポートし、列車の自動出入庫や自動発車などの機能にも対応している。人民網が伝えた。

10号線は中国鉄建傘下の11の建設部門が共同で施工総合請負方式により建設を担当。施工過程では、317棟の重要建築物、7本の河川、8基の都市橋梁を通過し、珠江を2回にわたって潜り抜け、既存の地下鉄路線を12回、都市幹線道路を9回通過するなど、施工難易度は極めて高かった。特に西塱駅の改築工事は、中国初の既存路線の運行を停止せずに行った駅舎改造となった。また、10号線はBIM（ビルディング・インフォメーション・モデリング）技術とプレハブ工法を活用することで、環境配慮型施工と高効率建設の両方でブレークスルーを達成した。（提供/人民網日本語版・編集/SC）