シンガポールのローレンス・ウォン首相は22日から26日にかけて、中国を公式訪問します。就任後初の訪中を控えたウォン首相は、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の単独インタビューに応じました。

ウォン首相は「これまで何度も中国を訪れ、その飛躍的な発展を目の当たりにしてきた。中国の変革と成果はまさに、経済の一つの奇跡だ」と評しました。ウォン首相はまた、シンガポールと中国の協力関係が今後さらに深化することに期待を寄せ、激動する国際情勢の中にあって「多国間主義を放棄すべきではない。むしろこの体制の改革、改善、強化を積極的に進めるべきであり、それが世界全体にさらに多くの幸せをもたらす」と表明しました。

22日からの訪中については、「いくつかの目標達成を期待している。第1に、中国の指導者とのより緊密な関係の構築だ。第2点は、二国間協力の強化に対するわれわれ双方の合意を再確認することだ。第3点は、われわれが直面する地域および全世界規模の事態の推移について協議し、引き続き協力して多国間主義とルールに基づく国際秩序を強化する道を模索することだ」と説明しました。

ウォン首相はさらに、「中国とシンガポールは非常に緊密で確固たるパートナー関係にある。これは相互の信頼、尊重、理解を土台として築かれた関係であり、わが国のリー・クアンユー初代首相と中国の鄧小平氏の時代に始まった。その後の歴代シンガポール首相によっても中国と共に、確固たる基盤の上に緊密な関係と信頼が築かれてきた」と述べました。（提供/CRI）