シャオミ、北京のEV第3工場の用地を127億円億元で落札―中国

Record China    2025年6月21日(土) 8時0分

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20日、界面新聞はシャオミが既存のEV工場に隣接する北京の土地を6億3500万元で落札したと報じた。写真はシャオミ「YU7」。

2025年6月20日、中国メディアの界面新聞は、シャオミ(小米)が電気自動車(EV)の増産に向けて、既存のEV工場に隣接する北京の土地を6億3500万元(約127億円)で落札したと報じた。

北京市規画・自然資源委員会が19日に公式サイトで発表した内容によると、亦荘新城YZ00-0606街区0110~0111番用地は6億3500万元で契約が成立した。落札者は小米景曦科技で、シャオミグループの子会社だ。48万5100平方メートルのこの土地は「六通一平(道路、上下水道、電気、空調、通信網が整備された広大な平地)」の条件を満たしており、工業用地として50年間使用が許可されるという。

今回シャオミが落札した土地は北京経済技術開発区の中にあり、3月に北京市規画・自然資源委員会経済技術開発区分局から公示されていた。シャオミは落札地に隣接する第1工場、第2工場の用地を同区内にすでに確保しており、落札した土地は第3工場建設のための用地だとみられている。

北京経済技術開発区内に建設中のシャオミのEV工場は、専有面積71万8000平方メートルを有し、新エネルギー車専門の研究開発から総距離2.5キロのテスト走行コース、車体やバッテリー、塗装など一切の工程を含む加工製造拠点やセールス基地を集中させ、一体化したスマート工場になるという。第1、第2工場はそれぞれ年間で15万台の製造能力を有しており、第1工場は23年に完成し稼働した。第2工場は24年に建設が始まり、25年6月に竣工し、7~8月ごろに稼働開始予定だという。

24年3月から販売されているシャオミのEV「SU7」シリーズは通年の納車数が13万5000台を超え、目標だった10万台をはるかに超えるほどの好調を維持し、現在は納車まで最低でも半年待ちだという。また、シャオミの盧偉氷(ルー・ウェイビン)総裁によると、6月末に発売を控えた新モデルのSUV「YU7」は発表後からの注目度がSU7の時よりも高い。

記事は最後に「シャオミは今年の販売台数目標を35万台と設定し、その先に世界五大自動車メーカーの一つになることを見据えている。第1、第2工場を合わせた生産能力30万台では目標達成にはほど遠い」と指摘した。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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