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中国メディアの参考消息は15日、「外国の自動車メーカーの対中国技術依存が深まる」とする記事を掲載した。
中国メディアの参考消息は15日、「外国の自動車メーカーの対中国技術依存が深まる」とする記事を掲載した。
記事はまず、英フィナンシャル・タイムズ(FT)の12日付報道を引用し、中国の自動車メーカーの小鵬汽車が、米エヌビディアの製品よりも高性能な自動運転用チップを開発したと発表し、独フォルクスワーゲン(VW)などの自動車メーカーが顧客になると期待していることを取り上げた。
小鵬汽車の何小鵬(ホー・シャオポン)最高経営責任者(CEO)は、FTのインタビューに応じ、VWが来年中国で発売を計画している一部の車種に自社設計の人工知能(AI)チップを搭載する取り組みを進めているとし、「チップの開発は基本的に長期的な取り組みだ。われわれは自動車、航空機、ロボットなどさまざまな分野での活用を構想している」と語った。同社は他の自動車メーカーへのチップ供給についても協議中だという。
VW中国の広報担当者は「フォルクスワーゲンと小鵬汽車は、中級車市場向けにフォルクスワーゲンブランドの2車種を共同開発している。これらの車種は来年発売される予定だ」と述べた。
FTは「小鵬汽車の新製品は、数十年にわたり外国製半導体への依存度低減を目指してきた中国における半導体設計の進歩を示す最新の兆候だ」とし、「小鵬汽車が自社のチップ技術を他の自動車メーカーに売却するという決定は、中国が電気自動車(EV)への移行を進め、激しい競争の時代が到来する中、外国の自動車メーカーが中国の技術への依存を深めていることを反映している」と伝えた。
記事はまた、日本経済新聞や韓国の中央日報の報道を引用し、トヨタ自動車の中国合弁会社である広汽トヨタが12日、現地で発売するEVなど新エネルギー車で中国のスマートフォン大手の小米(シャオミ)と協業すると発表したことや、韓国の起亜(キア)が10日に発売した初の電気プラットフォーム・ビヨンド・ビークル(PBV)のPV5のバッテリーに韓国製ではなく中国の寧徳時代新能源科技(CATL)製の角形NCM(ニッケル・コバルト・マンガン)を選び注目されていることにも触れた。(翻訳・編集/柳川)
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