中国のSNS・微博（ウェイボー）で8日、日本の街の様子を「清潔」と称賛する動画に賛否の声が寄せられている。

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投稿者の男性はカメラに向かって、「この動画を投稿したらどれほどの人が私を攻撃してくるか分からない」と笑った上で、日本の街を撮影しながら「道路を見てほしい。本当にとても清潔だ。この歩道、側溝を見てほしい」「私がひとたび日本の良い所を言ったらすぐに大勢の噴子（ネット上で中傷する人）から総攻撃を食らう。でも、私が言っているのは事実だ。他人の良いところをなぜ学んじゃいけないんだ？今のネットはどうなっているか理解できない」と語った。

そして、「ドライバーのモラルも高い。自転車に乗っている人も歩行者も含め、私の印象としては素養がとても高い。街なかでごみをポイ捨てする人もいない」と言及。歩道を撮影しながら「この道路を見てほしい。とても清潔だ。私の家の床だってこんなに清潔じゃないと思う。どうしてこんなに清潔にできるんだろう。正直に言って、私はこの地面で寝転ぶことだってできる」と清潔さを強調した。

さらに、道路上にあるマンホールや側溝のふたについて、「上を通っても決して（ガタつきによる）音は鳴らない」と説明。実際に撮影しながら金属製の側溝のふたの上を歩いたり、車道にあるマンホールの上を車が通過したりする様子を撮影しながら、「ほら聞いてみて。音は鳴らないでしょう」と語っている。

この動画には賛否の声が寄せられており、「この時代になってもまだ（日本の）道路がきれいだなどと吹聴するとは、（日本の）外務省の宣伝費をもらうのは簡単なようだ」「外務省はすぐに彼にコメをプレゼントするだろう」「（福島第一原発の）核廃水（汚染処理水）の方がもっと清潔だぞ」「歴史を忘れた愚か者め」「そんなに良いなら国籍を変更して、中国に二度と戻ってくるな」「彼の祖先は日本軍による侵略を受けた際、相手の兵士の靴を磨き、媚びへつらっていたに違いない。見るからに悪人だ」「環境がどれほど清潔でも日本は嫌い。人が悪いから」「（日本人は）小さい礼儀はあるが大義はない」といった批判的な声が上がった。

また、「日本にも良い所と悪い所がある。そんなにへりくだる必要はない」「日本が清潔なのは事実だが、国内とそれほど大差はない。まるで国内が汚れまくっているかのような言い方だ」との意見や、汚れた日本の道路の写真をアップして「日本に行ったことがなければ彼の言うことを信じただろうけどね」と反論するユーザーもいた。

一方で、「これは事実」「日本は本当にモラルが高くて清潔」「彼の主張は正しい。何度も日本に行く人が大勢いることがその証明」「言っていることは間違っていない。噴子が本当に多すぎる」「その場所が良いか悪いかは、公衆トイレの清潔度を見れば分かる」「確かに日本では誰もそこら辺に痰や唾を吐かないし、吸い殻をポイ捨てしたりもしない」「日本の文明的な一面を紹介しても誰も認めようとしない。しかし実際に行ってみればよく分かる。街は清潔で、食品は安全。交通も非常に発達している。これは客観的事実」「永遠に他人の良いところを認められない。これが中国人」といったコメントも書き込まれている。（翻訳・編集/北田）