拡大
石破茂首相は5月29日に東京都内で開催された日経フォーラム第30回「アジアの未来」に出席した際、歴史問題に言及し、二度と戦争の過ちを繰り返さないと発言した。
石破茂首相は5月29日に東京都内で開催された日経フォーラム第30回「アジアの未来」に出席した際、歴史問題に言及し、二度と戦争の過ちを繰り返さないと発言した。
歴史問題については、依然として戦争責任を回避したものの、原爆被害国としての立場からではなく、中国を含むアジア各国との信頼関係をさらに深めるなどと、歴史から学ぶことを公の場で語ったことは肯定的に受け止める。
しかし中国では、「言行一致」という言葉がある。言葉より実際の行動が重要である。
第2次世界大戦で、日本は中国に侵略戦争を発動し、中国人民に多大な苦難をもたらした。あの戦争では3500万人以上の中国人が死傷し、5000億ドル以上の経済的損失が生じた。南京大虐殺、731部隊の人体実験、細菌戦、毒ガス戦、「慰安婦」……歴史の事実は風化することなく、日本にとっては永遠の汚点となり、中国を含めたアジアの人々にとっては永遠の傷となる。
戦後、中日両国は四つの政治的文書に調印し、「歴史をかがみとし、未来に向かう」という重要な政治的原則を定めた。しかし長い間、日本国内では侵略の歴史を否定し、歪曲し、さらには美化しようとさえする声が常に聞こえる。中日間の政治的約束を破れば、中日関係の基盤は崩壊する恐れがある。
歴史は記憶となり、道義は守られなければならない。中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利80周年に当たる今年という歴史の節目に、日本は再び歴史からの問い、道義からの問いに直面している。歴史問題はまさに日本とアジアの隣国の間に横たわる深い溝で、心から真剣に認識しなければ、関係修復は極めて難しい。
歴史を忘れる人間には、未来を語る資格はない。素直に過去の過ちを認め、深く反省し、そこから教訓をくみ取って、初めて未来が開かれる。
歴史は鏡であり、過去を映し、未来を照らす。歴史問題に対する日本の態度と言動は、日本自身の未来につながるだけでなく、アジアの平和と安定にも関わっている。日本に、歴史を直視して実際の行動で戦争責任を認め、過去の過ちを真剣に反省するよう呼びかける。それでこそ、アジアの隣国や国際社会からの信頼を得ることができ、未来の創出につながるのだ。(提供/CRI)
Record China
2025/6/6
華流
2025/6/6
Record China
2025/6/6
Record China
2025/6/6
Record China
2025/6/6
Record Korea
2025/6/6
この記事のコメントを見る