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独ドイチェ・ベレの中国語版サイトは、ヘグセス米国防長官がこのほど、中国が武力で台湾を制圧しようと試みれば「壊滅的な結果を招く」と述べたことを取り上げ、それに関する各メディアの報道を紹介した。
独ドイチェ・ベレの中国語版サイトは、ヘグセス米国防長官が5月31日、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、中国が武力で台湾を制圧しようと試みれば「壊滅的な結果を招く」と述べたことを取り上げ、それに関する各メディアの報道を紹介した。
ドイチェ・ベレによると、米ウォール・ストリート・ジャーナルは、ヘグセス氏が1月に就任して以来、台湾問題を巡る最も強硬な声明だと報じた。
ヘグセス氏は「甘く見る必要はない。中国がもたらす脅威は現実のものであり、差し迫っている可能性がある」とし、「中国が武力で台湾を征服しようとするいかなる試みも、インド太平洋地域と世界に壊滅的な結果をもたらすだろう」と付け加えた上で、トランプ大統領が自身の任期中に中国が台湾に侵攻することはないと述べたことに同調した。
ヘグセス氏はまた、中国はアジアにおける「勢力均衡を変えるために軍事力を使用する可能性を確かに備えている」とも述べた。
AFP通信は「中国は近年、台湾に対する軍事的圧力を強めており、台湾周辺で大規模な軍事演習を何度も実施している。これは封鎖や侵攻作戦に向けたリハーサルとみなされている」と伝えた。
AFPによると、ヘグセス氏は、米国は「中国共産党による侵略を抑止することに方向転換している」とし、高まる脅威に直面してアジアにおける米国の同盟国やパートナー国に対し、防衛力を速やかに強化するよう求めた。
ヘグセス氏は中国の行為を「警鐘」と呼び、中国はサイバー攻撃で人命を危険にさらし、近隣諸国に嫌がらせをし、南シナ海の「領土を違法に占拠し軍事化」していると非難した。
ヘグセス氏の強硬な演説は、会議に出席していた中国のアナリストから批判的な反応を引き起こした。清華大学戦略安全研究センターの達巍(ダー・ウェイ)主任は、演説は「非常に非友好的」かつ「極めて対抗的」だとし、「米国はカナダやグリーンランドなどの盟友をいじめながら、中国には近隣諸国を尊重するよう求めている」と非難した。(翻訳・編集/柳川)
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