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21日、韓国メディアは「アジア最大のICT見本市『COMPUTEX』の会場で、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOの口から『サムスン電子』の名前が出ることは一度もなかった」と伝えた。資料写真。
2025年5月21日、韓国・アジア経済が「台湾で開催中のアジア最大のICT見本市『COMPUTEX』の会場で、NVIDIAの(エヌビディア)ジェンスン・フアンCEOの口から『サムスン電子』の名前が出ることは一度もなかった」と伝え、話題となっている。
記事によると、フアンCEOは同日午前に行われた記者会見で、「人工知能(AI)の進展において高度なパッケージング技術はどれほど重要だと思うか」との質問に対し「われわれのチップのサイズがどれだけ小さいか見てほしい」「限界を超えたレベルを実現しているのが、まさに『CoWoS(チップ・オン・ウエハー・オン・サブストレート)』技術だ」などと述べた。CoWoSは、ウエハー上に複数のチップを配置し、それを基板に統合する高度なパッケージング方法で、台湾TSMCが独占的に保有している技術とされている。
記者は「CoWoSの他に、サムスン電子の高度なパッケージング技術はどうか」と尋ねたが、フアンCEOは「CoWoSは現時点で最も進んだ技術」「今のところNVIDIAがCoWoS以外に使える他の選択肢は存在しない」と強調したという。
記事は「今後の半導体市場では、高度なパッケージング技術に対する需要がさらに高まると予想されている」とし、「TSMCはパッケージング技術の競争力により、NVIDIA、Intel、AMDなど大手企業のチップを独占しているが、サムスンのファウンドリー事業は、目立ったパッケージング受注を獲得できていないのが現状だ」と伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「文在寅(ムン・ジェイン)政権がサムスントップを3年間も監獄に閉じ込めたせい」「トップが収監されていた間、サムスンの成長は止まった。さらに原子力技術の縮小と太陽光発電の推進、急激な最低賃金の引き上げによる自営業者の崩壊、不動産価格の急騰など、経済成長を妨げる政策が非常に多かった。今の韓国には成長エンジンが見当たらない」「サムスンがこうなることは予想されていたこと。中国や台湾の技術力はすでに韓国を大きく追い越している」「サムスンはゆっくりと沈没しつつある。かつての日本企業のように、現状に満足して努力を怠った結果」「もうNVIDIAとは手を切って、供給も中止しよう。振り回されてばかりだ。いっそNVIDIAに対して宣戦布告した方がよい」「サムスンはNVIDIAに頼らず、独自の道を進むべきだ」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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