9歳の囲碁天才少年が自殺か、「父親のDVが原因」などネット上で情報拡散―中国

Record China    2025年5月22日(木) 12時0分

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21日、南方日報は、中国で9歳で囲碁のアマチュア6段の腕を持っていた男児が父親からの暴力を苦に建物から飛び降りて死亡したとの情報がネット上で拡散していることを報じた。

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2025年5月21日、中国メディアの南方日報によると、中国で9歳で囲碁のアマチュア6段の腕を持っていた男児が父親からの暴力を苦に建物から飛び降りて死亡したとの情報がネット上で拡散している。

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記事によると、19日に中国のSNS上で「9歳の囲碁アマチュア6段の男児が、父親からの家庭内暴力の後に飛び降りた」との情報が拡散した。少年は7歳の時に全国大会の幼児クラスで優勝し、囲碁について専門的に学ぶ学校に入っていたとの情報や、両親が離婚して父親と同居しており、父親は息子が対局に敗れると人前で激しく叱責するなどしていたといった情報、大会の表彰式に参加した男児の腕に暴力を振るわれてできた可能性があるあざが見える写真などが同時に拡散しているという。

一方、少年がどこに住んでいたのか、どこで事故または事件が発生したのかは分かっておらず、公安当局を含めた関係当局は男児が飛び降りて死亡したのか、父親の暴力があったのかなどについて正式な発表をしていない。南方日報の報道内容から判断する限り、あくまで「ネット上で拡散された情報」の域を出ていない。


記事は、浙江省杭州市婦女連合会の関係者が21日に「私たちはこの件について非常に心を痛めている。直ちに関連部門と連絡を取った。今後も関連状況を密接に注視していく」など、男児が死亡する事案が発生したことを示唆するコメントをしたことを伝えているが、その表現は抽象的であり、事実関係を確認するという点では不十分と言える。警察などの当局からの正式なコメントが待たれる状況だ。

この件についてネットユーザーの多くは「父親の暴力を苦にして男児が飛び降りた」ことを前提とした上でコメントを残しており、「父親の刑事責任を追及してほしい」「自分のうっ憤を子どもにぶつけて晴らしてるだけ」「自分なんて40歳になっても6段までいけないのに」「来世では幸せな家庭に生まれてほしい」「こんなに優秀な子に暴力を振るうなんて。ウチなんて毎日宿題をやれと言ってもやらないから、耐えきれずたたいちゃうけど」といった感想が見られた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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