デング熱、広東省で8日間に9000例増加、すでに2万例を突破―中国メディア

Record China    2014年10月7日(火) 16時38分

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6日、広東省衛生・計画生育委員会が発表したデータによると、広東省全体のデング熱発症例が2万1527例となったことが分かった。そのうち、広州市が1万8192例を占めている。資料写真。

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2014年10月6日、広東省衛生・計画生育委員会が発表したデータによると、広東省全体のデング熱発症例が2万1527例となったことが分かった。そのうち、広州市が1万8192例を占めている。中国メディアが報じた。

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9月27日、広東省のデング熱発症例は初めて1万例を超えて1万1867例を記録し、このうち広州市は9055例だった。その後の8日間で、広東省における新たなデング熱発症例は9660例増加し、そのうちの9137例(全体の94.58%)を広州市が占めた。デング熱による死者は、10月4日、5日に1人ずつ増加して合計で6人(広州市5人、佛山市1人)となった。

広州市疾病予防コントロールセンターの楊智聡(ヤン・ジーツォン)副主任は「デング熱は広州地区で1日当たり1000〜1100例前後の割合で増加し、最高は1600例にも達した。蚊の駆除作業などの対策を取らなければ、デング熱は今日1000例、明日2000例、明後日4000例と爆発的に増える伝染性を持っている」と説明した。

市内で蚊の駆除作業を担当する消毒薬散布作業員は「作業当初は邪魔者扱いされたものの、10月に入ってからはお茶を出してくれる市民も現れ始めた。駆除依頼も増加している」と語る。

一方、広州市デング熱予防治療専門家チームの副組長で、広州市第八人民医院感染科の蔡衛平(ツァイ・ウェイピン)主任は、「デング熱は血小板を減らす特徴があり、人体の血液凝固機能が低下する。こうした状況で安易に解熱剤を使用した場合、出血を悪化させるとともに治療を難しくし、重症や死に至る可能性を高める場合がある」と説明。「デング熱発症後に高熱が出た場合、解熱剤の使用は慎重に」と注意を呼び掛けている。(翻訳・編集/HA)

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