中国北西部の寧夏ホイ族自治区の区都・銀川と欧州を結ぶ初の鉄道海上連携輸送コールドチェーン専用貨物列車がこのほど、銀川鉄道貨物輸送センターを出発し、寧夏初の鉄海連携輸送専用線が正式に開通しました。第1陣の貨物は青島港に到着後、直接船積みされてハンガリーとポーランドへ向かいます。

鉄海連携輸送コールドチェーン専用線は、鉄道、港、海運などの資源を統合し、冷蔵コンテナをそのまま最終目的地に運ぶモデルを推進し、「1回の申告、全過程温度制御、シームレス接続」を実行します。貨物は寧夏で冷蔵コンテナに積み込まれ、鉄道により青島港に到着し、海路を通じて海外の目的地に輸送され、輸送過程全体が、一つの冷蔵コンテナを最後まで運び、異なる輸送方式間の積み替えやデバニング（コンテナから貨物を取り出す作業）などのプロセスを省き、貨物の損耗と輸送コストを効果的に削減します。貨物は青島港で「港に到着後直接積み込み」というグリーン通路を通じて優先的に船積みすることもでき、これにより貨物の港での滞在時間が短縮されます。

鉄海連携輸送コールドチェーン専用線の開通は、寧夏のクコ、ワイン、高原野菜、バイオ医薬品の世界向け販売を支え、西部陸海新通路建設を効果的に推進します。（提供/CRI）