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EVの販売台数は世界中で増加しつつあり、生産と販売いずれの面でも中国が断然トップを走っています。写真は上海港で船積みを待つ輸出予定のEV。
国際エネルギー機関(IEA)は14日、世界の電気自動車(EV)市場の見通しを分析した報告書「グローバルEVアウトルック(Global EV Outlook)」2025年版を発表しました。EVの販売台数は世界中で増加しつつあり、生産と販売いずれの面でも中国が断然トップを走っていることが分かりました。
報告によると、EVの販売台数は2024年の時点で、全世界で前年より25%増加し、世界の自動車市場に占める割合が初めて20%以上を占めたということです。
地域別で見ると、中国は依然として世界のEV販売市場でトップを走っています。中国市場では2024年のEVの販売台数は中国国内新車販売の5割近く占めています。
報告はまた、「アジアと南米などの新興市場ではEVが販売の伸びをけん引し、2024年の総販売台数は前年より60%以上伸びていること、欧州ではEVの販売台数は伸び悩んでいるものの、依然として全体の20%を占めている」ことを明らかにしています。
IEAは経済の不確実性、貿易と産業政策の変化がEV産業の将来に影響する可能性があるものの、バッテリーコスト削減などの要因により、EVの販売価格がますます手頃なものになりつつあることから、ますます消費者の支持を得ていることを指摘しています。
他にも、国際的なエネルギー市場価格に基づくと、EVの維持コストはガソリン車を下回っています。例えば、欧州ではガソリン価格と電気料金を計算すると、EVの維持コストは従来型車のわずか半分になります。
報告は、「グローバル経済は依然として不確実性に直面しているものの、EVの販売は引き続き記録を塗り替えている。世界のEV販売台数は2025年には2000万台を超え、世界の自動車総販売台数の25%以上を占める見込みで、この数字は2030年には40%に達する可能性がある」と予測しています。(提供/CRI)
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