配信中の中国時代劇ドラマ「折腰」で主人公・魏劭（リウ・ユーニン/劉宇寧）の祖母を演じた女優リウ・シャオチン（劉暁慶）に脱税疑惑が浮上し、ドラマの配信を心配する声が上がっている。

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リウ・シャオチンは1970年代から80年代に一世を風靡（ふうび）した大物女優で、87年に映画「芙蓉鎮」で金鶏奨最優秀主演女優賞を受賞し、後に中国最高レベルの「国家一級演員」にも認定された。女優の傍ら実業家として活動していたが、2002年に脱税容疑で逮捕され、422日間の禁固刑を科された。

今回の疑惑を暴露したビジネスパートナーによると、リウ・シャオチンは零細企業の税優遇政策を悪用し、330万元（約6700万円）を傘下の上海弈熙文化伝媒から個人名義の口座に移動させ、高い所得税を逃れたという。

また情報では、リウ・シャオチンはこれまで何度も罰金や追徴課税を受けた累犯で、現在上海の税務当局が事件調査に当たっているという。2度目の脱税と判定されれば、より厳しい法的措置が取られると推測されている。

大物女優の不祥事発覚に、中国のネット上では「『折腰』が止まる前に一気に配信した方がいい」「（『折腰』の主演女優の）ソン・ズーアル（宋祖児）の脱税の影響からやっと配信にこぎ着けたのに、リウ・シャオチンも脱税か。縁起の悪いドラマだな」「ソン・ズーアルとリウ・ユーニンのカップリングに中毒になりそうな時に脱税か」「調査結果が出た時は恐らく配信が終わっているかも」「1度で懲りず2度も3度もやるのか」「『折腰』の無事配信を祈る」などの書き込みが寄せられた。（翻訳・編集/RR）