新疆ウイグル自治区取材TV番組が久しぶりに登場

小島康誉    2025年4月6日(日) 16時0分

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写真は和若鉄道。

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3月28日、NHK・BS8Kで「疾走!タクラマカン砂漠鉄道〜冬のシルクロードをゆく〜」が放送された。BS8Kは自宅や友人宅のテレビでは見られず、NHK・千代田放送会館のロビーで視聴した。筆者はこれまでもレコードチャイナで「〈新疆の世界遺産1〉タクラマカン砂漠一周鉄路2700kmの旅」(22/02/05配信)などで番組を提案してきたので、ぜひ見たいと出かけた。大型テレビ前には6人ほど座れるベンチがあったが、筆者だけだった。

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2022年6月16日、中国新疆ウイグル自治区タクラマカン砂漠の南縁・和田(ホータン)と若羌(ルオチェン)を結ぶ「和若鉄道」825kmが開通し、2712kmの世界初の砂漠環状鉄道が完成した。NHK「疾走!タクラマカン砂漠鉄道〜冬のシルクロードをゆく〜」では、鉄路敷設の奮闘、列車内の乗客たち、雪の大砂漠、カレーズ、小オアシスで暮らす人々、バザール、玉を探す人々、賑わう玉市場、家畜市場での値決め仲介人、沿線の町々、天山大峡谷、楼蘭博物館のミイラ、世界文化遺産のスバシ故城などが90分にわたり映し出された。

「和若鉄道」運行開始を報じる「天山網」22/06/17より転載

しばらく前までは新疆取材番組、例えば筆者が仲介し出演もしたNHK「新シルクロード」「シルクロード・壁画の道をゆく」、フジテレビ「天山を往くーシルクロード物語」など盛んだったが、昨今はあまり放送されない。大発展続ける新疆は日本にとっても大きなチャンスを秘めている。最近も筆者はテレビ数局へ番組制作を働きかけてきたが、種々の要因で実現していない。一部のネガティブ情報に惑わされることなく、自身の目と足で、新時代の新疆を確かめて欲しい。「疾走!タクラマカン砂漠鉄道…」は別チャンネルで再放送されるとか。ちなみに筆者は23年9月、タクラマカン砂漠一周鉄道を完乗した。

タクラマカン砂漠一周鉄道略図(「新疆網」21/09/28より転載)

■筆者プロフィール:小島康誉


浄土宗僧侶・佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表・新疆ウイグル自治区政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種国際協力を実施中の日中理解実践家。
ブログ「国献男子ほんわか日記」
<新疆は良いところ>小島康誉 挨拶―<新疆是个好地方>
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小島康誉氏コラム

※本コラムは筆者の個人的見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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