Record China 2014年10月2日(木) 20時20分
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2日、第27回東京国際映画祭(10月23〜31日)の上映作品がこのほど発表された。
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2014年10月2日、第27回東京国際映画祭(10月23〜31日)の上映作品がこのほど発表された。
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東京都内で開かれた記者会見では、国内外で活躍する映画人の功績をたたえる特別賞「SAMURAI(サムライ)賞」を新設し、北野武監督、米国のティム・バートン監督の2人に授与すると発表された。
映画祭の顔となる「フェスティバル・ミューズ」に女優の中谷美紀が就任。中谷は「私は映画人である前に、一人の映画ファン。苦しい時もいつも映画が私を救ってくれた。人々の日常を少しでも彩るツールであってほしい。一人のファンとして参加したい」とあいさつした。
コンペティション部門に日本映画として唯一出品された「紙の月」の吉田大八監督もあいさつした。転落する主人公を演じた宮沢りえの熱演が注目される作品。監督は「女性とお金という2つの切り口から社会を切り込んでいる。道徳的に許されないことをして、何を失い、何を得て、どこへ向かうか。その旅を一緒にしたかった。(宮沢は)7年ぶりの映画主演。持っているすべてを出し切ってくれた」と語った。
また、作品選定ディレクターの矢田部吉彦氏は、今年の上映作品の傾向について「一言では難しいが、あえていうなら『追い詰められる人々』。変わり行く社会から影響を受けざるを得ない人々が、いかに次に進むか。あすをどう生きるかが、作品に通底するテーマ。注目してほしい」と呼びかけた。
今年はアジア映画の若手コンペティション部門「アジアの未来」が新設されたほか、タイ映画特集も開催。中華圏からは香港アン・ホイ(許鞍華)監督の「黄金時代」、フルーツ・チャン(陳果)監督の「ミッドナイト・アフター」、台湾チャン・ロンジー(張榮吉)監督の「共犯」などが上演される。(文/遠海安)
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