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2007年7月5日午後10時半ごろ、成都へ向かう長距離列車の中で急に産気づいた妊婦が浙江省金華西駅で降ろされ病院に搬送された。入院費用は他の乗客たちがカンパをして集めたという。
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2007年7月5日午後10時、上海南駅発―成都行きの315次列車硬座15号車に乗っていた妊婦が突然産気づいた。
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列車長はただちに最寄り駅の浙江省金華市にある金華西駅に連絡するとともに、車内放送で医者を探した。連絡を受けた金華西駅では救急車を手配。万全の態勢で315次列車の到着を待った。
午後10時20分、金華西駅に到着した列車から妊婦が降ろされ、担架で救急車に運ばれた。
妊婦は四川省出身。夫とともに江蘇省張家港に出稼ぎに来ていたが、妊娠8か月になり故郷で子供を産もうと決意し、夫婦で315次列車に乗ったという。予定日より早く出産することになった夫婦だが、200元(3200円)しか持っていないと列車長に告白。列車長が乗客に呼びかけるとあっという間に夫婦には3498元(約5万6000円)のカンパが寄せられた。(翻訳・編集/本郷智子)
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