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台湾の医師がこのほど小児医療の現場で遭遇したエピソードをシェアした。
台湾の医師がこのほど小児医療の現場で遭遇したエピソードをシェアした。三立新聞網や中天新聞網など、複数の台湾メディアが11日に報じた。
台湾の小児科医である呉昌騰(ウー・チャントン)氏は10日、自身のフェイスブックページで同日にノロウイルスに感染した女児を診察した時の状況を明かした。祖母に連れられて受診した女児は、下痢と嘔吐(おうと)が10回以上あり、脱水症状も見られたため、点滴を行ったという。
その際、祖母が「今度の水曜日(12日)に日本に旅行に行く予定なのですが、問題ないでしょうか?」と質問。呉氏は「本当に行くんですか?ニュースでも報道されていましたが、日本ではノロウイルスの感染が増加しています。お孫さんも感染している状況なので、よく考えた方がいいですよ」と答え、祖母は「慎重に考えます」と返答したという。
呉氏は「ノロウイルスの一般的な症状は吐き気、嘔吐、下痢で、それに加えて激しい腹痛、発熱、頭痛、筋肉痛を伴うことがある。これらの症状は、ウイルスが体内に入ってから通常24~48時間以内に現れるが、一部の人は12時間以内に発症することもある。症状は通常24~48時間続くが、さらに長引く場合もある」と説明した。
また、「ウイルスはカーペット上で最長12日間も生存することがある」とし、予防のための対策として「徹底的かつこまめな手洗い」「掃除と漂白剤等による消毒の強化」「食品の安全に注意すること」「症状が出てから48時間以内は他人が口にする物の調理を行わないこと」の四つを挙げた。(翻訳・編集/北田)
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