中国メディアの海報新聞は10日、ハイアールがネットユーザーの要望に応えて「ずぼらな人向けの洗濯機」を開発すると報じた。

記事は、中国の国会に当たる全国人民代表大会で、小米（シャオミ）の雷軍（レイ・ジュン）CEOとカメラに収まったことで、これまで控えめな存在だったハイアールグループの周雲傑（ジョウ・ユンジエ）CEOが突如、注目を集めたと説明した。

その上で、今月9日にハイアールグループのSNS公式アカウントのコメント欄にあるユーザーが「下着、靴下、靴、洋服をいっぺんに洗えるずぼら向け洗濯機を作ってほしい」との要望を投稿したところ、担当者から「周CEOがこのアイデアを目にしました！。すでにエンジニアが連夜開発を進めています。ぜひ新製品のアンバサダーになってください！」との返信があったことを紹介し、「あなたもこんな洗濯機が欲しいですか？」と問い掛けた。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では「ハイアールがネットユーザーのずぼら向け洗濯機の要求に返答」が一時トレンド4位に。コメント欄には「それめっちゃいい」「労働者はぜひとも1台欲しい」「そう、物は分けていっぺんに洗えるやつ」「これ発売されたら爆売れするよ」といった声や、「自動洗髪機も開発してください」「私は人間洗濯機が欲しいです」といった声が並んだ。

ただ、最も共感を集めていたのは「（洗濯機を）連夜開発しなくていい。エンジニアに週休2日、午前9～午後5時勤務、理由を問わない休暇取得を“開発”してやってくれ」とのコメントだった。（翻訳・編集/北田）