中国のSNS・小紅書（RED）に8日、「日本人は本当にマナーを守りすぎ」との投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者は日本の電車内で撮影した2枚の写真をアップ。1枚目には座席に座った男性が足元にリュックサックを置いている様子が、2枚目には座席に座った女性が膝の上にかばんを置いている様子が写っている。いずれも車内はかなり空いており、乗客はほとんどいない状況だ。

投稿者は「車内はとても空いているのに、みんな自分のかばんや洋服などを隣の席に置かない。これは国内も見習うべき。（中国の）公共の場所では、荷物を隣の席に置く人をよく見かける。席を探している人がいても、どかそうとしない」とし、「日本はどのようにしてこうした習慣をみんなに身に付けさせたのか。ちょっと驚きだ」とつづっている。

この投稿は大きな注目を集め、400余りのコメントが寄せられた。中国のネットユーザーからは「日本人は世界で最も素養の高い民族」「これが差。中国人は至るところに荷物を置く」「教育だな」「しかも（日本では）車内になだれ込んで席を奪い合うこともない」「日本人は自発的にリュックを前にかかえるしね（グッド）」「これは本当にそう。あと、人が少なくてもみんな優先席には座らないし」といった声が上がった。

一方で、「珍しくもない。私もいつもこうしてる」「私もこうする。日本人を神格化し過ぎ」「『日本人がこうする』のではなく、『普通の人がこうする』んだよ」との声や、「日本は決まりが多すぎる」「誰もいない時は隣の席に荷物を置いても何も問題ない。日本人のこういう盲目的にルールに従うところを学ぶ必要はない」「そう。彼らはルールを守る必要のないところで、最もよくルールを守る」との声も。

また、泥酔して電車の座席の上で横になっているサラリーマンらの写真をアップして「反論」するユーザーも複数見られた。（翻訳・編集/北田）