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5日、仏RFIの中国語版サイトは、「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞に中国人の建築家が選ばれたと報じた。
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2025年3月5日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞に中国人の建築家が選ばれたと報じた。
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記事によると、米シカゴのプリツカー賞運営団体が4日、今年のプリツカー賞を中国の建築家・劉家琨(リウ・ジアクン)氏に授与すると発表した。審査委員会は「急速に進行する社会的・環境的課題に対し、世界の建築界が適切な対応を模索している中、刘家琨は説得力のある解答を提示した。同時に、彼は人々の日常生活を称えている」と選出理由を説明。同氏の作品が日常生活に根ざしたものである点が評価されたという。
自身も16年にプリツカー賞を受賞した審査委員長のアレハンドロ・アラベナ氏は、劉氏の作品について「都市は機能を分離する傾向にあるが、劉氏はその逆を行き、都市生活のあらゆる側面を統合し、絶妙なバランスを実現している。無限に広がる単調な郊外が生み出されがちな現代において、劉氏は建築でありながらインフラであり、風景でありながら公共空間でもあるような作品を生み出している」と評した。
1956年に四川省成都市で生まれた劉氏が現在も故郷の成都で暮らしながら、中国各地で文化センターや博物館、ショッピングセンターなど30以上の建築を手掛けてきた。代表作の一つである成都時計博物館は、中央に光井を備えた巨大な円形の建築で、内部の展示写真を照らし出す構造となっている。
劉氏は声明の中で「建築は何かを明らかにするものであるべきだ。それは抽象化し、精錬され、そこに生きる人々の内面的な特質を映し出すべきである」と述べている。(編集・翻訳/川尻)
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