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台湾メディアのCTWANTは3日、「台湾の宿泊施設の料金が日本よりも高くなった上、アメニティーまでなくなる、日本人『残念』と嘆き」との記事を掲載した。
台湾メディアのCTWANTは3日、「台湾の宿泊施設の料金が日本よりも高くなった上、アメニティーまでなくなる、日本人『残念』と嘆き」との記事を掲載した。
台湾環境部はプラスチック削減のため、今年1月から台湾の宿泊業者による使い捨てアメニティー(くし、歯ブラシ、歯磨き粉、シャワーキャップ、カミソリ、シェービングクリーム)の無償提供を原則廃止し、違反した場合、宿泊業者に罰金を科すと発表した。この政策は各界で物議を醸している。
記事は、この問題が熊本県民テレビのYouTubeチャンネル(日本語版、中国語版あり)で取り上げられたことを紹介。動画内では日本人アナウンサーが、日本でも2022年4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行されており、使い捨てアメニティーの削減が推進されているが罰則はないと説明。多くのホテルではフロントの横のカウンターなどに使い捨てアメニティーが設置され、宿泊客が自ら必要なものを部屋に持っていく形になっていると紹介した。
これについて、動画に出演した台湾のジャーナリストで作家の福澤喬(ジョエル福澤)氏は、プラスチック削減の方針に理解を示しつつ、「個人的には(アメニティーが必要な)宿泊客が自由に取っていくという日本流の方がいいと思う」と言及。アナウンサーは「今は円安なので台湾のホテルは日本のホテルよりすごく高い。それでアメニティーがないとなると、すごく残念な気分になると、日本人からしたら思う」と発言した。
その後、両氏はプラスチック以外の材料を使ったアメニティーを有料で提供することや、他国の事例を参考にアメニティーがない代わりにドリンクバーやケーキのサービスを提供する、持ち帰り可能な小さな伝統工芸品を用意するなど、何らかの付加価値があると良いと提案。ホテルでの体験が良いものになれば、再訪したいという気持ちも自然と高まるとした。
CTWANTの記事は、この動画(中国語版)のコメント欄に多くの台湾のネットユーザーがコメントを寄せたとし、実際に書き込まれたものとして「(アメニティーの提供廃止は)本当に意味不明な政策だ」「環境保護を追求するあまり暴走している」「台湾市民ですら迷惑に感じている。旅行の良い所は身軽で気楽なことなのに。アメニティーを必要としない人だけが自己申告すればいいだけ」「宿泊客への細やかな配慮を怠り、流れ(政策)に身を任せるだけのホテルは、徐々に顧客を失っていくだろう」といった意見を紹介している。(翻訳・編集/北田)
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