2025年3月2日、韓国・毎日経済は「韓国経済の柱である最大輸出品目の半導体の輸出が16カ月ぶりにマイナスに転じ、今年の輸出不振への懸念が高まっている」とし、「トランプ米大統領の関税爆弾まで本格化すれば、輸出が大打撃を受ける可能性がある」と伝えた。

記事によると、韓国の2月の半導体輸出は前年同期比3％減の96億ドル（約1兆4440億円）だった。23年11月にプラスに転じた後に15カ月連続で増加していた流れがストップした。24年2月に66．7％だった半導体の輸出増加率は今年1月に8．1％に低下した。

2月の半導体輸出がマイナスに転じたのは、中国製品の低価格攻勢によりNAND型フラッシュなど汎用メモリーの固定価格が大幅に下落したためとみられている。2月の半導体の対中輸出額も前年同期比で15．3％減少した。

今年1～2月の輸出額は前年同期比4．75％減の1017億ドルだった。旧正月連休の影響を除いても今年の輸出額は減少し、輸出の低迷が本格化したとみられている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「任期中にサムスンを苦しめ続けた文在寅（ムン・ジェイン）前大統領の最大の実績」「われわれは忘れてはならない。文政権のサムスンたたきの結果が今現れている」「政治家はサムスンというグループが韓国にとってどれだけ重要かちゃんと理解しているだろうか？」「国の経済が危機にひんしているのに、ひたすら国政主導権争いを繰り広げる議会は国民に合わせる顔があるのか」「大統領が気分で非常戒厳を宣言する国には何も期待できない」「一日も早く大統領を弾劾し、新しい政権で経済を立て直そう」などの声が寄せられた。（翻訳・編集/堂本）