拡大
19日、香港にある中国文化研究院のウェブメディア「当代中国」は、中国高速鉄道の列車が昼間でもヘッドライトを点灯して運転している理由について紹介する記事を掲載した。
2025年2月19日、香港にある中国文化研究院のウェブメディア「当代中国」は、中国高速鉄道の列車が昼間でもヘッドライトを点灯して運転している理由について紹介する記事を掲載した。
記事は、高速鉄道列車が昼間もヘッドライトを点灯し続ける主な理由は安全性のためだと紹介。悪天候やトンネルの出入り口などで運転手の前方視界が突然暗くならないよう常時点灯しておくのだと説明した。
また、ヘッドライトは警告や注意を促す役割も果たし、駅員に列車が到着することを知らせたり、待機している乗客にホームの端から離れるように促したりする際に聴覚信号の汽笛と組み合わせることで注意喚起効果を高められると説明した。
さらに、高速鉄道列車のヘッドライトには自動車同様ハイビームとロービームが存在し、走行中はハイビームを点灯し、ロービームは車庫での点検時に作業員の目がくらむのを防ぐために用いると解説。車のハイビームの照射距離が100~150メートルであるのに対し、高速鉄道列車は2キロもの距離に達して運転手の視認、反応効果を高めつつ、発光源を車両の前方中央上部に配置することで、対向列車の運転手がハイビームによって影響を受けないようにする配慮もなされていると紹介した。
記事はこのほか、高速鉄道の列車運転中は車両内の照明も常時点灯しており、山間部の走行や直射日光の照射などにより大きく変化する車外の明るさに乗客が順応しやすくなり、より快適な乗車環境を確保することが目的になっていると紹介。特に、「復興号」など先進的な列車については、車内照明が外部の状況に応じて自動的に調整される機能も備えているとした。(編集・翻訳/川尻)
Record China
2025/3/3
Record Korea
2025/3/2
Record China
2025/3/2
Record China
2025/3/1
Record China
2025/3/1
Record China
2025/3/1
ピックアップ
この記事のコメントを見る