第18回中国小売企業大会と小売ビジネススマートデバイス・商品博覧会が26日から28日まで、広東省広州市で開催された。中国商業連合会の張麗君（ジャン・リージュン）副会長は、今年の中国小売産業の発展トレンドについての見通しを述べる中で、「2025年の小売産業のテクノロジー・イノベーションは単一点のブレークスルーから系統的な再構築へと向かい、今後は技術クラスターの効果が現れるだろう。同時に、シルバー経済と体験型経済が新たな消費時代のバリュー創造ポイントになるだろう」との見方を示した。

中国商務部流通業発展司の任鋒（レン・フォン）副司長は、「目下の中国小売産業の発展は安定した中で好転している。24年には社会消費財小売総額が前年同期比3．5％増の48兆8000億元（約1002兆836億円）に達した。消費の高度化トレンドと産業の変革がもたらす課題に対応するため、商務部など7当局は『小売産業イノベーション向上プロジェクト実施プラン』を共同で発表し、▽シーン化を踏まえた改善▽品質を高めた供給▽デジタル化によるエンパワーメント▽多元化を目指すイノベーション▽サプライチェーンの向上という5大重点任務を明確にした。このプランは、5年間の試行を通じ、29年をめどに現代型小売システムを構築し、消費の拡大、民生への恩恵、雇用の促進などの方面における小売産業の役割をさらに強化していくものだ」と指摘した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）