台湾が1日で45機の中国軍用機を探知、トランプ氏「習氏との関係は良好」―独メディア

Record China    2025年2月28日(金) 14時0分

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27日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、台湾当局が台湾海峡周辺で活動する中国軍の飛行機45機、艦船15隻を確認したことを発表したと報じた。写真はトランプ氏のXより。

2025年2月27日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、台湾当局が台湾海峡周辺で活動する中国軍の飛行機45機、艦船15隻を確認したことを発表したと報じた。

記事は、台湾国防部が27日、中国軍が26日午前6時から27日午前6時までの24時間に台湾周辺の空域で活動した状況を示す図を公表し、中国軍の飛行機45機、軍艦14隻、公務船1隻が継続的に台湾海峡周辺で活動し、このうち中国軍機34機が台湾海峡中間線を越えたと発表したことを紹介。台湾周辺で確認された中国軍機の数としては昨年12月11日以降で最多だったと伝えた。

また、台湾の総統府や国防部が26日、中国側が25日に予告なく高雄・屏東沖約40カイリの海域で演習区域を設定し、射撃訓練を実施すると発表したことを非難し、総統府の郭雅慧(グオ・ヤーフイ)報道官が「公然と国際慣例に違反している。国際的な航空や海上航行の安全を深刻に脅かすものであり、地域の安全と安定に対する公然たる挑発・破壊行為だ」と批判したことを合わせて紹介した。

一方、中国軍は当該海域で演習区域を設定し、軍事演習を行ったかどうかを明らかにしておらず、中国外交部報道官が26日に「外交問題ではないのでコメントしない」と発言したという。ただ、中国国防部の呉謙(ウー・シエン)報道局長が27日に台湾軍の「漢光41号」演習に関する質問を受けた際「民進党当局は米国に頼って独立を図る、武力で統一を拒むという幻想を抱いているが、これは情勢、民意、そして実力差に対する重大な誤判断であり、無謀かつ極めて危険だ」と述べるとともに、「民進党当局に警告する。カマキリが車輪を止めようとしても自滅し、遅かれ早かれ収拾されることになる」と発言したと、記事は報じている。

記事はまた、トランプ米大統領が26日に記者から「中国による台湾への武力行使を容認するのか」と問われた際に「私はこの件についてコメントしない」と述べるにとどめつつ、「習近平(シー・ジンピン)主席とは非常に良い関係を築いている。これまでもずっと良好な関係だった。われわれは中国に投資してもらいたいし、中国でも投資するつもりだ。中国とは良い関係を維持するが、彼らに好き勝手はさせない」と補足したことを伝えた。

また、ルビオ国務長官も同日現地メディアに対し「米国政府は長年の対台湾政策を放棄せず、いかなる強制や威圧による台湾の現状変更も反対する」と述べ、仮に「中国が台湾を奪取しようとしているという情報が入ったらどうするのか」との質問には明確な回答を避けつつ、「米国はこうした事態を防ぐために対応し、実行に移す。この立場は中国側も理解している。もし中国が米国に対抗する能力がない、または米国の指導者が弱腰であると判断すれば、試しに行動を起こすかもしれない。しかし、そのような事態にはしたくない。世界にとっても、中国にとっても悪い結果を招くだろう」と述べたことを紹介した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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