CRI online 2025年2月25日(火) 7時30分
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寧夏回族自治区の賀蘭山で中国最古の「高石英磁器」が発見されました。
寧夏回族自治区にある賀蘭蘇峪口磁器窯遺跡での新発見についての2025年の「専門家論証活動」で22日、同遺跡で中国最古の「高石英磁器(石英含量の高い磁器)」が発見されたことが明らかにされました。中国の磁器胎質「二次配合」技術の歴史はこれまでの元の時代(1271~1368年)から西夏王朝(1038~1227年)にさかのぼることができると分かりました。
蘇峪口磁器窯遺跡は西夏の白磁焼成の重要な窯として知られており、中国国内最古の西夏磁器窯遺跡でもあります。考古学者は発掘により、宋と元の時代の最も保存状態の良い、古代磁器工房の最も完全な遺構であることを明らかにしました。磁器製作工房では磁器用粘土と石英の加工、ろくろ作業、修正作業、釉薬塗布、焼成などの一連の遺構が発見され、中でも石英加工工房、乾燥工房、石英焼成窯は同遺跡で初めて発見されました。このことで磁器生産の完全なプロセスを知ることができます。
蘇峪口磁器窯遺跡考古的発掘プロジェクトの柴平平実行リーダーは、「考古学発掘調査で初めて、窯業資源の完全な組み合わせを発見した。遺跡一帯で陶土、石英鉱、石灰鉱、炭鉱、水などの資源が同時に発見されたことは、中国の陶磁器考古学では初めてだ。また、石英含有量と性能が現代の『高石英磁器』の技術基準に達した製品も発見された。中国最古の『高石英磁器』だ。他にも、考古学者は発掘を通じて、西夏宮廷で使用された磁器の焼成場所も発見した」と説明しました。
蘇峪口磁器窯遺跡は面積約4万平方メートルで、2017年に寧夏文物考古研究院による考古学調査で発見されました。寧夏文物考古研究院と復旦大学は2021年から2024年にかけて、第1窯から第6窯までの正式な発掘調査を実施し、6つの窯を含む完全な工房跡を明らかにしました。窯遺跡の周辺からは粘土、石炭、石英、石灰などの磁器原料や燃料掘削坑も発見されたとのことです。(提供/CRI)
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