Record China 2025年2月25日(火) 18時0分
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23日、光明網は、雲南省の高層住宅でエレベーターが乱高下して中に乗っていた住人が死亡したと報じた。
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2025年2月23日、光明網は、雲南省の高層住宅でエレベーターが乱高下して中に乗っていた住人が死亡したと報じた。
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記事は、同省昆明市にある高層マンションで午後8時ごろ、このマンションに住む59歳の男性・韋(ウェイ)さんが17階でエレベーターに乗ったところ、エレベーターが制御不能となり、地下2階まで高速で急降下した後、33階まで急上昇したと紹介。中にいた韋さんは出血して即死状態であり、同市応急管理局の記録によると「エレベーターの故障による天井部分への激突」が死因と見られることを伝えた。
そして、事故が起きたエレベーターはマンションに3基あったうちの1基で、貨物用だったと説明。同市市場監督管理局が21日、事故調査を進めていること、マンション内の全エレベーターを緊急点検し、事故機を製造したオーチスエレベーター(中国)も対応に協力していることを明らかにしたと紹介している。
調査によると、事故機は14年1月11日に運用が開始され、最新の検査測定日は23年10月15日だったことが分かっている。死亡した韋さんの娘は地元メディアに対して「当局からは『政府が非常に重視しており、必ず納得のいく説明をする』と言われた」と語ったという。
記事は、エレベーターが制御を失って急上昇した後停止すると、乗客は一瞬「超重状態」に陥って体が上昇し続け、頭部がエレベーターの天井に激突する可能性がある上、その後、体が床にたたきつけられるために極めて危険な事故になると解説。通常、エレベーターが急降下すると複数の安全装置が作動するものの、一部のエレベーターでは設置されていないことがあるとも指摘した。
また、事故や誤作動が発生する原因について、手を扉に差し込んでドアを開けようとしたり、エレベーター内で飛び跳ねたり、何度もボタンを押したりといった不適切な行動、温度や湿度などの環境要因、さらに設備の経年劣化や適切な保守点検の未実施などを挙げた。(編集・翻訳/川尻)
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