アジア全域で中国支援の鉄道網が活況―仏メディア

Record ASEAN    2025年2月24日(月) 7時0分

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中国メディアの環球時報によると、仏AFP通信はこのほど、「アジア全域で中国支援の鉄道プロジェクトが活況」とする記事を配信した。写真はラオス中国鉄道。

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中国メディアの環球時報によると、仏AFP通信はこのほど、「アジア全域で中国支援の鉄道プロジェクトが活況」とする記事を配信した。

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記事はまず、「ベトナムは中国と共同で新たな鉄道路線を建設する。これはインドネシアからラオスに至る地域で中国が支援する一連の野心的な鉄道プロジェクトの最新のものとなる。それらは中国の『一帯一路』構想の下での大型インフラの一部だ」とし、完了または建設中のプロジェクトの概要について次のように紹介した。

ラオスについては「2021年末、首都ビエンチャンと中国の昆明を結ぶ鉄道路線を開通させた。59億ドルのプロジェクトは主に中国の資金と融資によって賄われた。毎日5本の高速列車がビエンチャンを出発し、うち1本は昆明へ、3本はラオスのルアンパバーンへ、1本は国境の町ボーテンへそれぞれ向かう。中国人観光客にとってだけでなく、ラオスに拠点を置く中国人貿易業者にとっても恩恵となるものだ。ビエンチャンで中国から輸入したバッグやスーツケースを販売しているチェン・クアンボさんによると、開通前は商品を送ってもらうのに15日あるいは1カ月もかかっていたが、今では1週間か長くても10日だ」と紹介した。

ラオス中国鉄道

インドネシアについては「23年10月に東南アジア初の高速鉄道を開通させた。最高時速350キロで首都ジャカルタとバンドンを45分で結ぶ。インドネシアと中国の企業が共同で建設したこのインフラは、当時のジョコ・ウィドド大統領に公共交通機関の近代化の象徴と称賛された」と紹介した。

マレーシアについては「東海岸と西海岸を結ぶ全長665キロの路線が建設中だ。中国の資金も一部投入され、26年末に完成する予定だ。マレーシア政府は昨年、近隣諸国との経済関係を強化するため、路線をタイ国境まで延伸することを検討していると述べた」と紹介した。

ラオス中国鉄道

キルギスとウズベキスタンについては「昨年12月、キルギスのジャララバードを経由して中国のカシュガルとウズベキスタンのアンディジャンを結ぶ全長523キロの鉄道建設が開始された。このルートにより、中国からキルギスタン、中央アジア、中東、トルコ、さらには欧州連合(EU)への物資の配送が確実に可能になる」と紹介した。

ラオス中国鉄道

ベトナムについては「国会は19日、北部最大の港湾都市ハイフォンから首都ハノイ、中国の雲南省に接する山間部のラオカイまでの鉄道計画案を承認した。費用は約80億ドルで、一部は中国が負担する。全長390キロのこの路線には国内の主要な製造拠点があり、サムスンフォックスコン、ペガトロンなどの世界的企業が集まっている。こうした企業の多くは中国からの部品供給に依存している。また、同じく外国の工場が立ち並ぶ広大な地域を経由してハノイと中国の広西チワン族自治区に接するランソン省を結ぶ路線の建設も計画されている」と紹介した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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