豪州東海岸近くで「異常な存在感」放つ中国の軍艦を発見―独メディア

Record China    2025年2月21日(金) 13時0分

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20日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、オーストラリア政府が同国東海岸付近で航行中の中国軍艦を発見したことを報じた。

2025年2月20日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、オーストラリア政府が同国東海岸付近で航行中の中国軍艦を発見したことを報じた。

記事は、オーストラリア政府が20日、同国の東海岸近くで「異常な」存在感を示している中国の軍艦を監視していると発表したことを伝え、中国海軍の護衛艦、駆逐艦、補給艦の3隻が先週オーストラリア大陸近くで発見されていたことを紹介。護衛艦はオーストラリアとパプアニューギニアの間にあるトレス海峡に向かったとした。

そして、艦隊には護衛艦「衡陽」と駆逐艦「遵義」が含まれているとする中国メディアの情報や、中国の軍艦はシドニーの海岸から150海里(約278キロ)離れた地点を航行していたとする英フィナンシャル・タイムズの報道を伝えている。

その上で、オーストラリアのリチャード・マールズ国防相がスカイニュースに対して「われわれは(中国の軍艦を)注意深く見守り、彼らの行動に注目している。これは前例のないことではないが、異常な出来事である」と述べるとともに、これらの軍艦が国際法に基づいて行動しており、監視を続けるものの脅威とは認識していないことを強調したと伝えた。

記事は、このところ両国の間では南シナ海上空での行動をめぐる非難の応酬が繰り広げられていると指摘。先週は「中国の戦闘機が南シナ海上空でオーストラリア軍の巡視機に向けて照明弾を発射した」としてオーストラリア側が中国を非難すると、中国はオーストラリアが「中国の主権を侵害し、わが国の安全を脅かしている」と反論したことを紹介し、昨年も「中国がオーストラリアのヘリコプター「シーホーク」飛行中に照明弾を投下して妨害した」としてオーストラリアが中国を非難したと報じた。

記事は一連の動きに関連して、中国が太平洋諸島との関係構築を通じて当該地域での主導権を握ろうとする中、長年にわたり地域で影響力を持ってきた米国やオーストラリアが懸念を抱いていると紹介。マールズ国防相が20日にパプアニューギニアの外相と会談し、防衛条約について議論したことを合わせて伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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