中国の多くの都市が「AI都市」の構築を競い合う―中国メディア

人民網日本語版    2025年2月19日(水) 16時30分

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中国の多くの都市が「AI都市」の構築を競い合っている。

中国発の大規模言語モデル「DeepSeek(ディープシーク)」により、その開発企業の所在地である浙江省杭州市が脚光を浴びている。しかし、中国国内で「人工知能(AI)都市」の構築に着目している都市は1カ所にとどまらない。

北京市もその一つだ。公式発表によると、北京には現在、AI関連企業が2400社以上あり、コア産業の規模は3000億元(約6兆3000億円)を突破し、包括的な産業チェーンによる整った配置が実現した。今年の北京市政府活動報告によると、北京で登録・リリースされた大規模言語モデルは105種類あり、全国1位を維持している。

AI分野の競争において、広東省深セン市には大きな優位性がある。それは「AIをどのように利用するか」を熟知しているということだ。深セン市はこれまでに「『都市+AI』応用シーンリスト」を計4回発表し、都市ガバナンス、公共サービスなど200近い応用シーンをカバーしたほか、市民向けサービス、企業向けサービス、都市運営、重点産業へのエンパワーメントなどをカバーする包括的なシーン建設システムを構築している。24年末現在、深セン市のAI産業の規模は前年比約35%増の3600億元(約7兆5600億円)に達し、AI企業は2800社を超えた。

同じくAIの発展に力を入れる都市には上海市がある。24年の上海のAI産業の規模は同7%以上増の4000億元(約8兆4000億円)を突破し、第14次五カ年計画(2021-25年)の目標を前倒して達成した。24年末現在、上海では累計60種類の生成AIサービスの大規模言語モデルが開発され、全国2位となった。特定分野向けのアプリケーションを示す生成AIアプリの登録数は68種類で、全国1位だった。

このほかにも多くの都市がAI分野の事業展開が加速しており、各方面で資源配置を強化している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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