中国の俳優リー・ミンドー（李明徳）が拘束されたことにより、配信待機中の作品への影響が懸念されている。中国メディアの揚子晩報が13日付で報じた。

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時代劇ドラマ「玉骨遥」などに出演した俳優リー・ミンドーはこのほど、酒に酔って他人の車を破壊するなどした器物損壊の容疑で公安当局に刑事拘留された。

リー・ミンドーが出演している配信待機作には、時代劇ドラマ「錦月如歌」（2024年3月クランクアップ）、ファンタジー時代劇ドラマ「子夜帰」（24年5月クランクアップ）、恋愛ドラマ「偷走他的心」（23年7月クランクアップ）があり、特に俳優チョン・レイ（丞磊）と女優ジョウ・イエ（周也）が主演している「錦月如歌」については、リー・ミンドーが主要キャスト（第3の男性キャラクター）として出演しているため、影響が大きいとみられている。

記事によると、中国のメディアを統括する中国国家広播電視総局（広電総局）が14年9月に発した「不祥事を起こした芸能人の封殺」に関する通知では、薬物使用、売春、脱税、飲酒運転、賭博などの違法行為のほか、不倫や不適切発言などの社会的道徳違反、虚偽広告、炎上商法などの職業倫理違反も処罰対象になっている。北京市海勤法律事務所の李士強（リー・シーチアン）弁護士は、「不祥事を起こした芸能人は起用できず、出演作品の放送も禁止される」との見方を示している。

中国のネット上では「ああ、私の『錦月如歌』が…」「『錦月如歌』はどうなるのよ」「私の『錦月如歌』を返せ」「彼を封殺すべきだが、作品には影響を及ぼさないでほしい。出演シーンのカットかモザイクで対応してほしい」「（リー・ミンドーが出演したドラマ）『親愛的、熱愛的』が好きだったのに」「家に帰ったら『親愛的、熱愛的』はすべて削除する」「彼は完全に終わったな」といった声が上がっている。（翻訳・編集/北田）