高速鉄道車内で4年前に期限切れの食品を販売、乗務員が「個人営業」―中国

Record China    2025年2月11日(火) 0時0分

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中国の高速鉄道列車内で、2021年に消費期限が切れた即席麵(めん)が販売されていた。正規の車内販売ではなく、乗務員が「個人的」に商品を持ち込んで販売していたと分かった。

中国の高速鉄道列車内で、乗務員が2021年に消費期限が切れた即席麵(めん)を販売していた。食べ始めてから消費期限切れに気付いた乗客側が、乗務員に猛抗議する様子を撮影した動画がネットに投稿したことで情報が拡散した。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。

事件発生は7日で、雲南省の大理駅を出発して四川省の成都東駅に向かう行きのG2838列車内の出来事だった。投稿された動画では、白い服の女性と黒い服の男性が高速鉄道の乗務員と口論になり、女性は「4年も前に期限切れのものを売るなんて、良心はあるのか」などと乗務員に詰め寄った。動画投稿者は、「成都鉄路局の幹部はこの問題を重く受け止めるべきだ。高速鉄道で4年前に期限切れとなった即席麺が販売されている」とコメントを添えた。

九派新聞によると、7日のG2838列車に乗り合わせた人は、「ある夫婦が子供に即席麺を買い与えたところ、子供が『味がおかしい』と言ったので容器の表示を確認したところ、2021年に期限が切れていたことが判明しました」と説明した。

子供の母親は激怒し、他の乗客にも購入しないよう注意を促した。他の乗客もこれを知ると憤慨し、口々に乗務員を非難した。鉄道警察が現場に駆けつけて保護者をなだめたという。

一部のネットユーザーは、高速鉄道列車内では即席麺(インスタントラーメン)の販売が禁止されていると指摘して、乗務員が即席麺を個人として売っていたのではないかと推測した。

澎湃新聞が同列車を運行する会社の中国鉄路成都局集団に問い合わせたところ、担当者はすでに事件を記録し、関連部門に報告したと説明した。福建電視台(福建テレビ)はSNSを通じて、中国鉄路成都局集団は列車内で即席麺は販売していないと回答したと報じた。

鉄道会社側はその後、事実確認の結果として、即席麺を販売したのは清掃会社から派遣されていた清掃担当員で、親子連れの乗客3人に販売した即席麺3個のうち1個が期限切れだったと説明。規則に違反して即席麺を販売した清掃担当員には職務を停止させ、今後は調査結果に基づき関係者を厳正に処分すると表明した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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