中国国営メディアが羽生結弦さんにインタビュー、「難しい、決められない」と答えに苦しむ場面も

Record China    2025年2月7日(金) 17時0分

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中国国営新華社通信が6日、フィギュアスケーターの羽生結弦さんに対して行った単独インタビューの映像を公開した。

中国国営新華社通信が6日、フィギュアスケーターの羽生結弦さんに対して行った単独インタビューの映像を公開した。

「30歳になった羽生結弦との対話」だという今回のインタビューは、30分余りの映像にまとめられている。羽生さんは1994年12月7日生まれ。インタビューでは質問に一つ一つ丁寧に答えていき、中にはすごく苦しんで答えを探す場面もあった。

記者が最初に出したのは、「30歳の始まりに当たり、実現したい誕生日の願い事やこれからの計画は?」という質問だ。羽生さんは少し考えてから「30は節目の歳ではあると思うが、自分の中で特別なことがあるわけではなく…」と答え、目標や夢は日々変わっていくとした上で、アイスショーの「Echoes of Life」に触れつつ目の前にあるものに全力を尽くすとの考えを示した。

次の質問は、プロ転向後に関して。「プロ転向以来、表現力の向上により多くの時間を注げるように、制限のある競技でのプログラム構成に比べ、アイスショーのプログラムは自分の思いを表現しやすく、またフィギュアスケートをより楽しめると思いますか」との問い掛けに、羽生さんは「フィギュアスケートを楽しんでいるというよりは、表現をするということに対してフィギュアスケートが一番使ってきたものだから言葉と同じように使える感覚」と説明した。

また、表現面に関しては「時間を割くことが増えた」と回答。「より自由になったからこそ、何が一番この曲と自分が表現したいことを表してくれるのかを考えてプログラムを作るようになった」という。

質問はさらに続いていき、その中で羽生さんをひどく悩ませたのが「自身が好きなプログラムのベスト3は?」だ。羽生さんは「難しいなあ」としばらく考えてから9歳の時のプログラムである「ロシアより愛を込めて」を挙げ、再び「決められないなあ」と悩んでから「SEIMEI」と回答。さらに「全部大切なので難しい」と訴えるなどした後に、「Notte Stellata(ノッテ・ステラータ)」を選んだ。

インタビューの最後の方では、睡眠や食事、休日の過ごし方などの他、好きな中国の料理に関する質問も登場し、これには「点心は基本的に好きです。点心と餃子と、あとは麻婆豆腐」「辛いものはそれほど得意ではないが、麻婆豆腐はすごく好き」「中華料理はすごく好きで、とてもおいしいと思う」と答えた。

この映像に中国の羽生ファンからは歓喜の声が上がり、「心温まるインタビュー」「こういうインタビューを見ることができて本当にうれしい!」「知りたかったたくさんのことを聞いてくれた」「彼の回答にはとても深みがあった」「このインタビューの彼は本当にすごくかわいい。麻婆豆腐が好きなのは私と一緒」「彼はみんなのお手本。私が一番尊敬する人であり、ファンになった唯一のアスリート」などのコメントが寄せられた。

また、「3年前の今日、彼は北京に到着!」など、北京冬季五輪に出場するためちょうど3年前の2022年2月6日に羽生さんが北京入りしたことを紹介する書き込みも見られた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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