中国・湖南省長沙市の駅で男性が突然意識を失って倒れるという出来事があった。中国メディアの澎湃新聞が5日付で伝えた。

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記事によると、騒動があったのは4日午前11時半ごろ。長沙南駅の16番ホームで乗車の列に並んでいた40歳くらいの男性が突然意識を失って倒れた。幸い同駅では春節のトラブルに対応するため医師らが待機しており、男性の心停止を確認するとすぐにAEDなどを用いて心肺蘇生を開始。約20分後に男性は意識を回復した。

男性は意識を取り戻すなり「（高速鉄道に乗って）仕事に行かなければ」と言い、病院への搬送を断った。しかし、倒れた際の外傷や脳出血の可能性を考慮し、医師が説得。最終的に男性は救急車で病院へ搬送されたという。

中国のネットユーザーからは「牛馬（社畜）の写し鏡だ」「瀕死（ひんし）の状態だったにもかかわらずまだ牛馬であろうとする。すごい」「命よりも仕事」「ポジションを奪われる恐怖」「家庭と生活のために必死だな」「現代人のほとんどが、健康と仕事なら仕事を取る」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）