日本の盆栽、海外でブームになる一方で盗難事件も―華字メディア

Record China    2025年2月8日(土) 22時0分

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5日、日本華僑報網は日本で盆栽が盗難され海外に転売されるケースが頻発しているとする文章を掲載した。

2025年2月5日、華字メディアの日本華僑報網は日本で盆栽が盗難され海外に転売されるケースが頻発しているとする文章を掲載した。

文章は、日本で昨年盆栽の盗難が相次ぎ、2月から8月の間に少なくとも233本が盗まれたと紹介。盗難は関東や四国、中部、東海、関西など多くの地域で発生しているほか、中には数十年、数百年にわたって育てられた非常に価値の高いものもあり、盆栽が窃盗犯から「手っ取り早く盗めてお金になるもの」として目をつけられてしまっていると伝えた。

また、持ち運びが簡単な盆栽や繁華街にある店が盗難のターゲットになりやすく、防盗対策を講じる店も増えているものの、盗みの手口もますます巧妙化していて思うような効果が出ていないと指摘。経営者が頭を抱えていることを紹介した。

そして、2023年の盆栽輸出額が前年比32%増の9億1700万円に達するなど海外で盆栽が人気となる中、日本国内で盗まれた盆栽が芸術品として海外に転売されていると説明。海外のSNSでは日本で盗まれたとみられる盆栽が平然と販売されていると指摘し、最近では愛知県で盆栽の盗難に関与したベトナム籍の数人が逮捕される事案が起きたと伝えた。一方で、国際的な犯罪という点も盆栽の生産者、販売者による問題への対処を難しくしているとした。

文章は、さいたま市にある大宮盆栽美術館が多くの外国人観光客でにぎわい、日本の盆栽を世界に広める窓口になっていると紹介しつつ、「日本の盆栽は文化的な橋渡し役であり、盗賊のターゲットにしてはならない」と結んだ。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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