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2日、香港メディア・香港01は、広東省で男性が炭酸飲料を大量摂取して中毒症状を起こし入院したと報じた。
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2025年2月2日、香港メディア・香港01は、中国・広東省で男性が炭酸飲料を大量摂取して中毒症状を起こし入院したと報じた。
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記事によると、広東省で先月9日、単身生活を送る24歳の男性陳(チェン)さんが3日間外出していないことに気付いた同僚が消防に通報し、消防隊員が医療スタッフとともにドアを破って突入したところ、意識不明の状態で倒れている陳さんが見つかった。室内にはテイクアウト容器が散乱し、十数本の炭酸飲料ペットボトルが残されていたという。
陳さんは同省広州市の中山大学孫逸仙記念医院に緊急搬送され、検査の結果「極めて重度の糖尿病性ケトアシドーシス」と「極度の低カリウム血症」との診断を受けた。救命救急集中治療室での17日間におよぶ集中治療を経て、陳さんは奇跡的に回復したという。
記事によると、陳さんは1型糖尿病患者で、血糖値の上昇を抑えるインスリンを分泌するランゲルハンス島β細胞の機能障害によりインスリンが不足していた。インスリンが分泌されない状態で甘い飲料を過剰摂取したり食事管理を怠ったりすると血糖値が上がり続けるとともに、細胞がブドウ糖をエネルギー源として取り込めなくなるという。そこで代替エネルギー源として脂肪を分解するようになるが、この過程で生成されるケトン体が血液中に蓄積することで血液が酸性に傾き、ケトアシドーシスを引き起こすという。
同病院は、近ごろ糖尿病性ケトアシドーシスに感染症を併発し、緊急治療を受けた患者が急増していると紹介。専門家は「1型糖尿病患者は清涼飲料を過剰摂取すると、血糖を調整するための十分なインスリンが分泌されないため、ケトアシドーシスを起こして生命にかかわる危険な状態に陥りやすい」と警鐘を鳴らした。(編集・翻訳/川尻)
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