Record China 2025年2月1日(土) 18時50分
拡大
中国の著名なサッカー評論家の董路氏が、「中国が日本から学べない理由」について語った。写真はW杯アジア最終予選グループC第6節の日本対中国戦。
中国の著名なサッカー評論家の董路(ドン・ルー)氏が、「中国が日本から学べない理由」について語った。
董氏は30日、中国のSNS・微博(ウェイボー)に投稿した「日本サッカー、われわれは学びたいと思って学べるのか?」と題する動画で、「われわれ(中国人)の多くは実は『愛』で1つのチームを応援しているわけではない。ほとんどの人は自分の帰属や(想いを)託す先、(自分の)存在感を探しているだけだ。知っている人も知らない人もスタンドで一緒になって叫び、ののしることにより、社会の中で孤独ではないと感じるのだ。だが、それは(生活上の)問題を解決することはできない。愛は骨身にしみたものであり、愛があれば、傷つき、失望し、孤独な時でも頑張ることができる」とした。
その上で、「では、中国人はサッカーを愛しているだろうか。愛していない。愛していればサッカーの技術や戦術を必死になって研究するはずだ。だがそれをしない。中国で技術や戦術分析をしたところで誰も見ない。選手が負傷しても、その状況・状態について誰も分析しない。相手チームをののしったり、陰謀だと叫んだりするだけだ」と指摘した。
そして、「日本に学べ、日本の技術を学べとよく言われているが、日本の『ロストフの14秒』(2018年W杯ベルギー戦で逆転ゴールを許した背景に迫ったドキュメンタリー作品)はどうだ。日本はドキュメンタリーまで制作して反省している。あなたはどうか。反省する能力があるか?あなたにはない。あなたはただののしって、感情を発散させているに過ぎない。しかも感情とは虚幻的なものだ。あれを学べと言ってすぐに他人の最高の部分を学べるのか。そんなことはあり得ない」と断じた。
董氏は「彼ら(日本)のサッカーが今日まで歩んでこられたのは、最初からサッカーがうまかったからではない。彼らにはシステムがある。その中には積み上げてきた文化がある。経済や社会の発展、ビジネス、人文、各方面だ。教育、コミュニティーも。それらがあって最終的にこうなっている。『彼らがこういう練習してるから自分たちもその練習をやればいい』というのは愚かだと思わないか。チャンスは準備をしている人にしか訪れない。あなたはどんな準備をしているというのか」と問い掛けた。
そして、「最も基本的な問題だ。サッカーとは何か。中国サッカーはどれほど後れているのか。複雑なシステムの設計の問題、事実に基づいて真実を求め自ら発展していくという問題、社会の多元的総合的な作用の問題。現在ある基礎の上でどのようにして真実を求めていくか。そしてどのようにイノベーションを起こし、分野を超えて、総合的な力を高められるか、どうやって自分たちの基準となるシステムを確立していくかという問題だ」との考えを示した。(翻訳・編集/北田)
この記事のコメントを見る
Record China
2025/1/10
2024/12/30
2024/12/23
2025/1/7
2024/11/27
2024/11/21
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る